グラハム・ハンコック
Grahaam hancock


英国エジンバラに生まれ。「タイムズ」、「ガーディアン」など、英国を代表する高級紙の記事を執筆、
エコノミスト誌の東アフリカ特派員を務める。

先史時代に高度な文明が存在したとの仮説を検証した『神々の指紋』(翔泳社)は世界的大ベストセラー。

他にも『神の刻印』(凱風社)、『創世の守護神』、『天の鏡』、『惑星の暗号』(翔泳社)
『神々の世界一アンダーワールド』(小学館)、『タリズマンー失われた知識の系譜』(竹書房)などで、
聖櫃、ピラミッドの謎、火星、海底遺跡、秘教の歴史を含む多岐にわたるテーマについて、
徹底した調査と確固たる科学的基盤の上に立ち、主流派学者の凝り固まった見解に挑む独自の主張を展開する書を世に問うている。


天の鏡
Heaven’sMirror
失われた文明を求めて
Quesy for the Lost Civilisation

グラハム・ハンコック

サンサ・ファイーア(写真)
大地舜 訳

翔泳社



2021/9/22
1999/3/5 発行
中南米・エジプトからカンボジア、イースター島、そして沖縄与那国。世界各地の遺跡群は、天空の星座を正確に描写した「天を映す鏡」だった。世界の遺跡をカラー写真で紹介しながら、失われた文明の謎に迫る。


人類前史
上・下
America before



失われた文明の鍵は
アメリカ大陸にあった



グラハム・ハンコック
Graham Hancock


大地舜  榊原美奈子 訳




双葉社














2021/9/5




2020/11/22 発行
“北米・大蛇の古墳と大ピラミッドは同じ思想で設計された”“ホモ・サピエンスの「出アフリカ」以前13万年前に米大陸に人類が存在した!”“遠く離れたアマゾン奥地の原住民と東南アジアの人々は同じDNAをもっている”“アマゾンは古代人が生み出した「人造ジャングル」だった!?”考古学上の新発見から、最先端の遺伝子分析の結果まで様々な知見をもとに「人類史の謎」をハンコックが追う! (上)

“世界に点在する遺跡、信仰、芸術は失われた文明の「文化的DNA」だ”“古代エジプトとアメリカ先住民は「同じ神」を崇めていた!?”“ノアの洪水伝説、火の七日間…すべては1万2800年前、現実に起きていた!”“氷河期末に地上を焼き尽くした「死の彗星」ヤンガードリアス”北米、エジプト、アマゾン奥地…歴史の常識を覆す数々の新証拠をもとに「人類以前の文明」の存在を解き明かす! (下)Bookデータベース

        **********************

出版社からのコメント
 上巻では、ハンコックの旅は米・オハイオ州にある大蛇型の墳丘「サーペントマウンド」から始まる。
この謎の遺跡を遺した人々は誰だったのか? そして、最初にアメリカ大陸に到達した人々は誰だったのか?
数々の考古学上の新発見や、専門家たちに取材を重ね、「最初のアメリカ人」という考古学上のミステリーに迫ってゆく。

さらに、探求の旅は海を越えシベリアへ。近年注目されている謎の古代人類・デニソワ人の痕跡を求め、シベリア奥地へと進むハンコック一行。
このデニソワ人のDNAが、遠く離れた北米大陸、さらには南米のアマゾン奥地やオーストラリアのアボリジニにまで見つかる謎を追い、
再び海を越え、今度はアマゾンの熱帯雨林へと踏み込む。

そこで見つかったのは、アマゾンそのものが、土壌や植生に至るまで人の手によって生み出されたものという衝撃の事実!

さらに、ほとんど研究が手つかずの巨大構造物や、幻覚性植物の使用、遠くアマゾンと北米大陸や古代エジプトにまで共通する幾何学のモチーフや伝承と、
背後に何らかの先史文明の存在を匂わす、数々の証拠を直面していく
 
 下巻では、失われた人類史探求の旅は再び北米大陸へ。
ミシシッピ川流域を中心に無数に点在する墳丘(マウンド)群に秘められた、先史文明からのメッセージを読み解くことに。
しかし、その旅の途次、ハンコックは急病に倒れ48時間以上に及ぶ昏睡状態に陥ってしまう!

だが、生死の境を彷徨う中でも、旺盛な彼の探求心は止むことはなかった。
その体験から却って、生と死を司る天文学的モチーフや、「死者の領域」という概念が、距離的にも歴史的にも遥か遠く離れた、
古代エジプトとアメリカ先住民の神話や伝承に驚くほど共通していることを見出す。
そして、古代エジプトとアメリカ先住民にこうした概念や思想を伝えた、謎の存在に迫ってゆく──。

第7部からは、いよいよ探求の旅も大詰め。世界各地に幾何学や天文学、「死者の領域」といった思想、
言い換えれば「ミーム(文化的遺伝子)」を遺した、高度に発展した謎の文明が、なぜ、滅んでしまったのか、
そして、なぜ彼らはこうしたミームを遺さざるを得なかったのかについて探求を進めてゆく。
地球科学や古生物学、彗星研究グループなど数多くの研究者に取材を重ね、
それは約1万2800年前に地球に降り注いだヤンガードリアス彗星が引き起こした、地球規模の大災害にあったと突き止める。

しかも最終章では、この大災厄を引き起こした“彗星の巣"が、再び地球に迫っている可能性を示唆し、
ハンコックは警告する。アメリカ先住民をはじめ、世界各地の伝承に遺された「破滅の予告」を避けるために、
我々がいまこそ変わるべき時ではないかと。


神々の魔術
上・下
Magicians of the Gods

失われた古代文明の叡智
The forgotten wisdom of earth's lost civilization

グラハム・ハンコック
Graham Hancock

大地舜 訳

角川書店



2018/1/4

2016/2/29 発行
 1996年にトルコで発見されたギョベックリ・テぺの遺跡は炭素年代法分析で紀元前9600年のものであることがわかった。世界最古といわれるメソポタミア文明より7000年も古い。(上)

 「ノアの方舟」に酷似した伝承は世界各地に残る。彗星が衝突し、大洪水が発生したという太古の歴史が明らかになってきた。そしてピラミッドやインカの遺跡の天文学的配置には、驚くべきメッセージが隠されていた!
 滅亡した古代人は高度な文明と技術を持っていた?古代人が巨大遺跡に刻んだメッセージとは(下)

   **************************

 今まで知らなかったが、ヤンガードリアス期というのがある。氷河期を脱しようとして上昇傾向を続けていた気温が、一気に氷河期に逆戻りしている。また、氷河期の終わりに海面が100メートル以上上昇したこともある。

 
2度の天体(すい星)衝突が地球を襲った。一度目は全球凍結をもたらし、二度目は急速な温暖化をもたらしたらしい。二度目の急速な温暖化は、各大陸で大洪水を引き起こし、このことがノアの箱舟のような神話の形で世界各地に伝承されているのだという。ヤンガードリアス期前の人類の文明は大洪水によって跡形もなく焼失してしまった。

 取り上げられた遺跡は、ギョベックリ・テペ、インドネシアのグヌンパダン、トルコの地下都市デリンクユ、バールベック、エジプトのエドフのホルス神殿、河岸神殿、スフィンクス、ペルーのサクサイワマン、イースター島、インドネシアのワトゥ・バリンドなど。

 グーグル検索と、グーグルアースを使いながら読むと、すごさがわかる。

 著者の仮説とは、太古の昔に地球上で栄えていた巨石文明が氷河期の終わりの大洪水により水没し、生き延びた技術者や科学者が再興したのが今に残る巨石文明の遺跡だという

 生き残った者たちが伝えようとした警告、ヤンガードリアス期のような巨大すい星の衝突可能性は高まっており、地球は2040年まで危険区域に入っているという。
 その危機に対して余りに無関心、無防備ではないか、と警告する。
 


異次元の刻印
上・下

人類史の裂け目
あるいは宗教の起源


グラハム・ハンコック

川瀬 勝 訳


バジリコ株式会社





2009/9/18

2008/9/21 発行
 
 すごいブームだった時もあるが、今は世間からは忘れられているのかもしれない。
でも、私は今でも好きだ。ブームが去ったあとも、地道に謎を追いかけているらしい消息は聞いていた。それが、今度は異次元ときた。資料を綿密に調べ、自分自身が直接体験もする。
 やっぱりすごいハンコック氏。冒頭から、特別な植物を服用し、シャーマンの元で幻覚をみている。

 それというのも、人類が最初に宗教的概念を持ったこと、そしてそれを表現した洞窟壁画を描いたことについて、精神活性植物によって引き起こされたビジョンがその源であるという仮説を立てているからだ。つまり、幻覚を見せる植物だ。

 大脳は充分発達したまま何万年も同じ石器を使い、動物と変わらない程度の生活をしていたヒトが、ある時突然のように、洞窟壁画を描き始めた。壁画を描くというのは、とてつもなく高度になったのだ。人類の先史時代に起きた謎の分岐点だ。大脳が大きくなったから始まったのではなく、機能はそのままで、脳の働きが飛躍的に変わったのだ。これは不思議だ。

 薬物によるトランス状態で何かを見たか感じたかしたシャーマンが、それを他の人に伝え始めたのか?それだけではなく、トランス状態でしか見ることのできない異次元の知性体が、ヒトの進化に手を貸したか?

 ハンコック氏は、UFOに連れ去られたといっている人の例をたくさん示し、薬物がなくても、ある種のトランス状態になる人がいて、UFOを連想したのではないか。過去のある時に、幻覚を見られる力を頭の中のハードドライブにインストールするのに必要な進化があったのではないかという。

 ハンコック氏はアフリカのイボガやアマゾンのアヤワスカだけでなく、エイヴベリーのシロシビン(きのこ)を試し、仮説の検証にはげんでいるようだ。身体は大丈夫なんだろうか。


神々の世界



2002/12/10


創生の守護神

 

1998/1/13


神の刻印

  


1997/2/24


神々の指紋



1996/8/



これまでの読書

神々の指紋  1996/8/
神の刻印 1997/2/24
創生の守護神 1998/1/13
神々の世界 2002/12/10


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