清水一行
動脈列島 清水一行 徳間文庫 2023/10/13 2005/11/15 発行 |
走行中の新幹線を転覆させるーーー大阪発東京行の<ひかり424号>のトイレから、時限爆弾と脅迫状が発見された。震撼する国鉄と政府。計画を冷徹に進めてゆく犯人。息詰まるサスペンスで日本推理作家協会賞にかがやいた普及の傑作長編。 黒木亮氏の描いた清水一行氏の「兜町(しま)の男」を読んで清水氏の作品を読みたくなった。話題の「兜町の男}ではなかったが、読み応えがあった。 ******************** 解説(郷原宏)には、新幹線を舞台にしたミステリーはたくさんあるが、新幹線公害をテーマにした社会派サスペンスは他にはない、と書かれている。 |
最高機密 企業ミステリー 清水一行 BIG BOOKS 2016/4/29 1997/4/30 発行 |
日本有数の総合電機メーカーのエリート社員立川は、課長昇進を前にセンシティビティ・トレーニングと呼ばれる管理職教育トレーニングに参加した。他の企業
のエリート達9人とともに、心の内面の傷までさらけ出すような苛酷な訓練を終えた4ヵ月後、そのメンバーが次々と殺害され始めた。 取引先の営業部長・矢野晶一と帰宅の途中、ライトを消した車に襲われた。矢野ははねられて死亡するが、夫の変死を知らされた矢野の妻・恵子は何ら動じない のだ……。立川には他人の恨みを買う覚えは全くないのだが、飼犬が毒殺され、かつての仲間が死体で発見される!? 大企業の若きエリートの周辺で続発する 謎の殺人事件の真相を追う長編推理。そして、残されたメン バーにも不気味な殺人予告状が…。会社の最高機密を守るために社員は果たして人を殺せるのか―人間心理に内在する殺人の動機を鋭く抉った企業推理の傑作。 *********************** 純粋に企業ミステリーだけだったほうが良かったな。 おかしな女が出てきて、男を惑わす・・・・。作り過ぎ、リアリティがない。 |