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辛酸 なめこ
門野 晴子 部屋を考える会 土井 けいこ 森田 博子
片付けられない
女は卒業します
老いて、住む 50からの老いない部屋づくり 捨てる勇気残す覚悟 ドイツ式シンプルに生活する「収納・整理・そうじ術」

家の中の「捨てる」技術
エリサ コクヨ 芳垣 真之 本間朝子 本多 京子
トランクひとつのモノで暮らす コクヨのシンプル整理術
捨てるが1番!
シンプルな家事 60代からの暮らしはコンパクトがいい
 近藤麻理恵  安東英子  板垣康子  前出英子  樋口恵子
 
人生がときめく片付けの魔法2
 運命を変える収納術

 親の家の片づけ
 「捨てる!」決心   

 モノを大事にする人は捨て方がうまい2004

 モノを選んで二度と増やさない45のコツ
 暮らしが変わるシンプル収納術  たった一度の女の人生
ママ堂々としているよ
高齢化社会へのパスポート
人間関係の上手な人下手な人
老いの地平線



老いの地平線
91歳 自信をもってボケてます

樋口恵子

主婦の友社



2024/4/19
令和5年8/31 発行
2人の夫を見送り、80代で家を建て替え、超高齢期に2度目の乳がんの手術をし、91歳の今なおヒット本を連発。
月刊誌で新連載もはじまった。介護保険制度の改正や、ヤングケアラー問題へも目を光らせる。

猫と暮らす樋口恵子さんの普段の暮らし、考え方、人生のなかから「ボケにくい8の習慣」を紹介。
その習慣とは、
『モノは捨てない・おしゃれ心を忘れない・たわいもない話をする&筆まめに・
猫を愛する・社会に関心を持ち続ける・花を愛でる・なるべく自力で歩く・いつまでも食いしん坊』。

 ほかに巻頭グラビアで、「91歳が安心して住める家実例」「100歳へ向けて 人生アルバム」を紹介。
また、「老い方、ボケ方、人生いろいろ」「多病息災 百歳確実」
「91歳、本当はひとりでも大丈夫じゃない」など痛快新作エッセイも多数掲載。

 上野千鶴子さん(社会学者)との「貧乏ばあさんの生きる道対談」、脳科学者・瀧靖之さんとの「ボケにくい!健脳対談」も収録。

      ************************

 90歳にもなると、立っているだけでふわーっと転ぶって、経験しないとわからない世界。


暮らしが変わるシンプル収納術

前出英子

実業之日本社



2021/8/19
2003/11/24 発行
著者ーーー1949年、大阪生まれ。リフォームアドバイザー、インテリアアドバイザー。「E's plan]代表。住まいに関することなら収納も引越しも、どんな相談にも応じている。現在はテレビや雑誌で活躍するほか、NHK講座などのセミナー講師も務めている。主な著書は「前出英子の収納&リフォーム」「住まいの処方箋」「そのリフォームちょっと待って」

        *       *       *

 あれ、どこにしまったっけ?」としまったはずのモノがいつも見つからない人、収納場所がないと悩んでいたはずなのに、増えたモノをしまうための収納ボックスを買って、さらに部屋を狭くしてしまう人はかなり多いはず。そんなモノにあふれた生活を送っている人に、テレビのリフォーム番組でもおなじみの前出英子さんが、部屋の中をすっきりさせるとってもシンプルな収納方法の紹介。

 必要なモノを使いやすい場所に収納するというシンプルな収納法。



親の家の片づけ

安東英子
小学館



2021/8/18
2014/12/14 発行



モノを選んで
二度と増やさない
45のコツ



板垣康子
すばる舎



2021/8/18
2008/12/10 発行
 著者ーーー東京都出身。慈恵医大付属病院の栄養士を経て、婦人雑誌の料理記者として活躍。その後、編集プロダクションを創設。

生活コーディネーターとして、雑誌、新聞への原稿執筆、テレビ出演、講演などで快適生活のためのアドバイスを行っている。自身の忙しい生活の中から編み出されたアイデアは、どれも簡単で真似しやすく、「家事が苦手な私でも、楽しく素敵に暮らせる!」と好評を得ている。

著書に『めんどくさがり屋さんの収納術』『めんどくさがり屋さんの家事術』(成美文庫)、『モノを大事にする人は捨て方がうまい』(青春出版社)、『何をやっても人の倍時間のかかるあなたへ』(主婦の友社)他多数。

    *      *      *

  モノを持つ“基準”を育てよう。自分の暮らしに何があれば快適で、何がいらないか―。それさえハッキリしたら、よけいなモノを買わない、家に持ち込まなくなる。あとは自然に減っていく!洋服から食器、家具、生活用品まで一生役立つ「モノとの付き合い方」。

       ***********************





運命を変える
収納術!




〜二度と散らからない片付け方の順番




安東英子



主婦と生活社







2021/8/6


2011/9/26 発行
 著者ーーー住まいの空間プロデューサー。10代のころから、部屋づくり・家づくりに興味を持ち自己表現の場とする。主婦歴や子育ての経験を経て住まいの空間プロデューサーとして活動開始。独自の収納方法だけにとどまらず、柔軟な発想力で各家庭のライフスタイルに合った新築やリフォームのプランも提案。2001年に福岡のテレビ局で部屋を大変身させるコーナーを担当

       *      *       *

 3000軒を超す住まいの悩みを解決してきた、住まいの空間プロデューサー安東英子さんが説く「部屋を美しくする片付けのルール」。2001年より10年にわたり RKB毎日放送のリフォーム番組で多くの家庭の悩みを解決した経験に基づき、本当にきれいになる収納を説きます。「片付けられない人は人生を損している!」とみる著者は、たくさんの事例からきちんと片付けることがハッピーな生活がおくれるといいます。数ある収納本は収納のポイントやヒントはあっても「片付ける順番」は書いていません。実はこの順番とはいちばん目につくリビングからではなく、片付けたいところから離れているところから始めるというもの。本書はダラダラ、ゆるゆる片付けていくのではなく、順番通りにキッチリ仕上げていく過程を丁寧に伝えています。Before → Afterの写真やチェックシート、イラストを使いより実用的に紹介しています。現在もテレビ情報番組でレギュラーコメンテーターを務める安東さんのテレビ同様、歯切れのいい口上(文体)で展開していきます。しっかり片付けられる収納の教科書です。(Bookデータベース)より

         *************************

 最近、YouTubeを始められたそうで、参考になる動画をたくさん見た。整理収納のカリスマ、でもあまり本は出してないようだ。納得のいく説明。参考にして早く我が家をすっきりしたい。

 片付けには順番があるらしい。
 1 納戸、物入れ
 2 和室
 3 主寝室、子供部屋
 4 洗面所
 5 トイレ
 6 キッチン
 7 リビング
 8 玄関

 順番通りやれば家中すっきり!

 



今日を悔いなく幸せに

吉沢久子

中公文庫



2021/3/11

2018/2/25 発行
 元気で長生きする秘訣は、日々の暮らしの中に小さな喜びを発見すること。つらい思い出は忘れて、楽しい思い出を大事にすること。小さな草花の変化を探すこと。そしい美味しいものを作って食べましょう。いくつになっても、朗らかで新鮮な心でいるための体験的ヒントが満載!100歳、現役の生活評論家が伝えたいこと。

    ****************************

 100歳になって、「91歳。今日を悔いなく幸せに」を加筆修正した物らしい。一日を織りなす小さな喜び。四季をたのしむ食の工夫。人や社会とつながって生きる幸せ。

 100歳になって身体は思うように動かなかったりするが、日々の暮らしは丁寧で食事作りをいとわないし工夫もする。誰にでもできることではないなあ。でも、私も頑張ってみようかという気になった。

 92歳。小さなしあわせを集めて生きる
 93歳。ひとりごとでも声に出して
 94歳。寄りかからず。前向きにおおらかに
 95歳。今日をたのしく。もっと前向きに
 96歳。今日を喜ぶ。一人をたのしむ
 97歳。いくつからでも人生は考え方で変わります
 98歳。心して「一人」を楽しく生きる
 100歳の100の知恵 (単行本)

 凄い。

 2019年3月21日 死去 101歳

 他に「私の快適、気ままな老いじたく」と「素敵な老いじたく」を読んだ。




 人生がときめく片付けの魔法2
近藤麻理恵
サンマーク出版


2020/6/17
2012/10/1 発行
 



定年後の断捨離
モノを減らして、愉快に生きる
やましたひでこ
大和書房



2019/3/3
2018/11/1 発行
◎「大きなモノ」を断捨離しよう
◎空き箱、タオル、マット類、知らない間に増えている
◎家を小さくするという選択
◎「どこに住むか」問題
◎夫婦の家事分担
◎「まとめ買い」「つくり置き」は卒業
◎巣立った後の子ども部屋をどうするか
◎「名もなき家事」が夫婦関係を壊す ……など

主婦の定年、仕事の定年。何をどう捨てるか? (Bookデータベース)

   ***************************

 読み始めたときは、身近において何度も読み返そうと思った。
 読み進めていくと、すでに何度も他の本でも語られていた内容のような気がした。
 ただ違うのは、著者は小松から沖縄に引っ越しをしてしまった。これは凄い。

 何度も本を読むが、理屈は頭に入るのに実行がなかなかである。
 刺激を受けるために読むのかなあ。
 実行せねば・・・・・・・いつも読後は同じだ。



60代からの暮らしは
コンパクトがいい


「食」からはじめる
シンプルな快適生活
本多 京子
三笠書房



2019/2/3
2018/8/10 発行



「やらないこと」から決める
シンプルな家事

本間朝子
日本実業出版社



2018/12/28
2017/12/1 発行
本間朝子(ホンマアサコ)
知的家事プロデューサー。不動産会社の企画営業、フードプランニング会社のチーフディレクターを経て独立。セミナーや研修、便利グッズの開発などを通してメソッドを伝えている。テレビ、雑誌、新聞等でも活躍

やらない」ことを決めれば、家事はどんどん効率的になる! 「洗濯物はたたまない」「掃除道具はしまわない」「忘れ物がないよう気をつけない」など、仕事との両立に苦労してきた著者が編み出した、頑張らなくても無理なくこなせる家事のコツ

第1章 家事に対する考えを変える/第2章 新たな発想を行動に移す/第3章 家の「環境」を変えてみる/第4章 「仕組み」作りを実践する/第5章 効果的な「道具」を選ぶ/第6章 家族の力を合わせて効率化させる (Bookデータベース)

    *****************************

はじめに  で、効率的に行うには、やるべき事を絞り込み、やらなくていいことは極力やらないという、ビジネスの考え方が使える   と書かれていて、
 期待して読んだが、それほど斬新ではなかった。


 



暮らし上手の家事ノート
シンプルな暮らしを楽しむ365日

町田貞子

三笠書房
知的生き方文庫



2018/11/30
1995/4/10 発行
毎日の上機嫌を生み出す「町田式整理学」――ほんのちょっとの工夫で、こんなに便利!
毎日を気持ちよく暮すための、アイデアやヒントがいっぱい!
町田式整理学で名高い著者による生活の知恵が、明日の家事への勇気をふるいたたせてくれます。読めば今日からやってみたくなる、ぬくもりある家事秘訣集。

  *******************************

 若い主婦にとってはバイブルのような本。
 雑誌にもよく取り上げられてきた人だから、かなり私の生活にもすでに活用させていただいている。

 引っ越しの度に、押し入れや戸棚の寸法、便、不便を一冊のノートに書き続けたという。自分の生活に必要な物の分量と、収納に必要な場所とを割り出す。なかなか寸歩を測って内容物と収納場所をきれいに一致させるのは難しいが、そういうきちっとしたことを、いとわずやれる人なんだ!

 食卓と台所の知恵
 快適な収納作戦
 衣類の手入れと収納
 家と住まいの健康管理
 家庭は家族で築くもの
 家庭管理のアイデア
 



コクヨのシンプル整理術
仕事がサクサクはかどる

コクヨ株式会社
kadokawa


2018/11/1
2017/10/27 発行
 

 固定席のない、新しい働き方に挑戦している社員なら、巧みな整理ノウハウを持っているのでは・・・・・・?
 コクヨ社員の整理術の紹介いろいろ。



あした死んでもいい片付け
覚悟の生前整理
ごんおばちゃま
興陽館




2017/8/28
2015/11/2 発行



トランクひとつのモノで暮らす
魔法使いのシンプルライフ

エリサ
主婦の友インフォス情報社


2016/10/13
2016/3/31 発行
人気ミニマリストブロガーのエリサが綴るシンプルライフを楽しむヒント集。モノを手放せば、自分の生き方がくっきり見えてくる!
ミニマリストになったのは、「家事を少なくして、楽しく過ごしたいから」、「自分の魅力をいかせる服だけを着て、いつも凛とした佇まいでいたいから」。
■試行錯誤してモノを手放した経験から導き出した「モノと上手に付き合うコツ」とは?
■本書では、「モノを減らすコツ」、「モノを選ぶコツ」、「手放したモノから見える本当のこと」など、シンプルな暮らしを楽しむアイデアを多数紹介している。
■ミニマリストとは、自分に必要なモノしか持たずに暮らす新しい生き方。
■著者は、海外留学にトランクひとつで出かけて不自由しなかったことがきっかけで、本格的にモノを減らし始めた。
【目次より】
■第1章 ミニマルなファッションと美容
■第2章 ミニマルな暮らし
■第3章 ミニマルな生活に欠かせないサービスとモノ
■第4章 モノを減らすための10の質問
■第5章 ミニマリストになった先にあるもの
■第6章 暮らしをシンプルにする20の方法

    *******************

 服が18着しかない。靴も5足。バッグも5個。



老いの片づけ力

阿部 絢子
大和書房




2015/10/4
2015/1/30 発行
「親の家がモノだらけ」と言ってられない。今60代の家がゴミ屋敷予備軍 !

1 親の家を片付ける――――実家がまさかのゴミ屋敷ーー親の家を見て、わが家を片付ける
2 親の家を片付けながら考えたーー優しい娘より冷酷な娘でいいーー老いたら人の手を借りずに暮らせない
3 片づけ力は、生きる力ーーー親の老いときょうだいの関係ーーー

    ***************

 阿部さんの実家は、大祖母、祖父、父母と70年も引っ越しをすることなくモノがたまり続けたせいだと言うが、私の実家は何度も引っ越しをした、私が結婚をして出た後の家だけどひどかった。。
 引っ越しが物の整理、処分のいいきっかけになるはずだというが、ゴミ屋敷寸前だった。引っ越しをした時のままのものが20年もたって出てきたくらいだ。

 本書にあったように、台所の床、リビングの床にモノがあふれ、扉の前にモノがあるので開けられず物がしまえないという悪循環。階段にもコーヒーや洗剤の買い置きが毎段に置かれていた。
 本を読みながら、ああ、おんなじだと思った。
 
 親の老いる姿は、子供にとって人生最終期の一番身近な手本である。片付けられなくなるのは、体力と判断力の低下。
 親の老いを手本として、賢く、面白い、人生の最終期を迎えたい・・・・・・と。



捨てる勇気残す覚悟
整理できない私が変わる

土井 けいこ
主婦の友社



2015/7/28
2010/7/31 発行
整理し、見分け、手放し、残し、見直す。漠然と流れてゆく暮らしの中で、心をゆさぶり、体を動かすこれらの作業を通して、自分の生き方の指標が見えてくる。

●Season1/心の整頓・ごちゃごちゃの「引き出し」は、あなたの心
●Season2/見わける作業・あいまいなものは、あいまいなままに区切る
●Season3/手放すことで幸せになる・辛くも悲しくもない!ものとの別れ方
●Season4/残す・徹底的にちゃんと残す、ものとのつきあい方
●Season5/見直す・心と体の変化のさまを、ものと向き合い感じ取る

「ま た使う」「まだ使える」「よく使う」「もう使わないけれど・・・」など、処分できない理由はさまざま。さらに、そこにともなう「もったいない」「めんどく さい」「どうしていいかわからない」の気持ち。何故、片付けられないのか?本書では、ごちゃごちゃしたものとの向き合い方を指南しつつ、心の中にあるもや もやした気持ちをていねいに解き明かす。読後には、ごまかしていることが片付き、漠然とした心が晴れ、昨日までぐちゃぐちゃだった頭がすっきりして、次ぎ の課題が見えてくる。

    **********************

 今まで読んだ片付け本と、ほぼ同じ.整理していくテクニックを紹介している。
半分くらいは私でも実践中だが、私が求めているのはもう少し違うところなんだけど。タイトルは凄いんだけどね。



50からの老いない部屋づくり
部屋を考える会
岩崎 夏海
メディアファクトリー



2015/7/28
2014/11/7 発行
★老いる前に部屋という生活空間をよりよい場所にしなければ、と考え始めるのが50代。そんな50代の願いを叶えるには、部屋の活性化が必要。元気なうちに、なるべくお金をかけずに自分でできる方法が求められている。

    *******************

 今までの片づけ本とは、一味違う。
 物が少なければいいとか、部屋が広ければすっきりするとかを言っているのではない。
 空間を大切に、前を向けるような、やる気の湧いてくるような部屋づくりをしようと言う提案。
 『へやかつ』部屋を活用できるようにすれば、気分が前向きになりきれいな部屋が当たり前になり、リバウンドもしないという。



老いて、住む
マンション暮らし奮戦記

門野 晴子
岩波書店




2015/7/14
2000/4/24 発行
著者ーーー1937年東京浅草生まれ。ノンフィクション作家。
82年にわが子の受験戦争を描いた処女作『わが家の思春期』を出版。以後、学校教育問題の著述に携わる。離婚を得て、92年からは、老人福祉問題について、旺盛に講演・執筆活動を行っている。
おもな著作=「老親の介護で力尽きる前に」「老親を捨てられますか」「寝たきり婆あ猛語録」「寝たきり婆あ、たちあがる!!」「ワガババ介護日誌」「切っても切れないわがババ介護」「いつのまにか私も『婆あ』」など

    *    *    *    *

 「マンションは,入居してみないとわからない」−.老親の介護をしながら,都会で借家暮らしをしてきた「還暦オトメ」の筆者が,意を決してマンションを購 入した.素人と業者の丁丁発止のやり取りから,管理組合の結束を含めて地域コミュニティの萌芽までの,バカバカしくも涙ぐましい本音満載の闘いの記録。
 マンションで、老いの暮らしは安全なのか?介護者も老いる高齢化社会で、心地よい「わが家」を勝ち取るための具体的な工夫と条件とは何か。

    ******************




片付けられない
女は卒業します

辛酸 なめこ
メディアファクトリー





2015/7/12
2007/5/18 発行
1974年東京都千代田区生まれ。埼玉育ち。武蔵野美術大学短期大学を卒業後、漫画、エッセイ、TV、ラジオなど、多ジャンルで活躍中。1994年に渋谷パルコのフリーペーパー『GOMES』主催の漫画グランプリで、GOMES賞を受賞。これをきっかけに雑誌の連載などを開始。現在は、メディアアクティビストとして、コラム執筆やテレビのコメンテーターなど幅広く活躍。著書に『ほとばしる副作用』『ヨコモレ通信』(文藝春秋)、『消費セラピー』(集英社)『辛酸なめ子のセレブドリル』(講談社)などがある。

    *   *   *

 口癖は「掃除は、明日…」。片付けられないから、劣悪な環境で無気力になり、ますます部屋が汚くなる、という負のスパイラルにはまったまま厄年まで生きて きた辛酸なめ子。ある日、輝くばかりのマンションモデルルームに目を奪われ、購入を決意。はたして彼女は「片付けられる女」に変身できるのか?片付けベタ を自認するすべての女性に贈る、引っ越しデトックス体験記。

   ********************

 素敵なマンションへの引っ越しのために、とにかく捨てて捨てて捨てまくりました!という記録。

 霊をつれてかえってしまう」だの「何かがいる」だのラップ音は隣人の物音だと思いたいだのみだりに人を招くとその人に取り憑いていた霊がそのまま居座ってしまうとか、面白い発想の人だ。



美しき身辺整理

竹田 真砂子
新潮社





2015/5/14
2010/12/20 発行
作家。1938年、東京・牛込神楽坂生れ。法政大学卒業。1982年『十六夜に』でオール讀物新人賞を、2003年『白春』で中山義秀文学賞を受賞。現 在、時代小説を中心に活躍。京都「鴨川をどり」など、邦楽舞台作品の台本なども多く手がける。2007年、谷崎潤一郎『春琴抄』を脚色したフランス語によ る邦楽劇『SHUNKIN』は、パリ・ユシェット座で上演され、話題となった。現在、中山義秀文学賞選考委員、独立行政法人・日本芸術文化振興会(国立劇 場)評議員、および歌舞伎脚本公募作品選考委員なども務める。著書に『あとより恋の責めくれば』『牛込御門余時』『桂昌院 藤原宗子』などがある。

   **************

 介護が必要になったときのためにスリムな体形を維持する、物を捨てておく等に始まり、遺言書や、死ぬ少し手前の処置を委託する委言書の内容まで指南。はては棺おけの種類などを調べ、3万円で葬儀を済ませる方法も。考え方によっては死の準備も生きがいのひとつ。「死の準備のすすめ」

   ******************

 著者は時代小説の書き手であるからその知識により、見事な生き方をした人を例にあげてお手本としてくれる。大田南畝、加賀の千代女、歌舞伎の中にも見事な例があるようで、「往生伝」に加えたい人もあると。
 身辺整理の達人として、架空ではあるが、有吉佐和子の「一の糸」のヒロインと夫の例を紹介している。
 私の場合は、この本に紹介されているレベルには程遠く、ガラクタ整理からしなくてはいけない。どうすれば未練なくゴミにできるか、それを知りたかったが、少し私の求めるものとは違っていた。
 素晴らしい身辺整理は目標ではある。

 「宗鑑はいずこへと人の問うならば ちとようありて あの世へといえ」−−戦国時代の連歌師、山崎宗鑑の辞世ーーよう(はれもの)と用をかけたしゃれた一首。
 「この世をば どりゃお暇にせんこうの 煙と共に灰左様なら」―−−十返舎一九
 「月も見て われはこの世を かしくかな」−−−加賀千代女




親の家を片付ける
実践ハンドブック

ゆうゆうBOOKS
主婦の友社




2015/3/29
2015/2/28 発行
第1章 まずは心にとめておきたい「親の家を片づける」=「親家片」の本当/
第2章 始める前にこれだけは絶対チェック!明るい「親家片」7つの最重要ポ イント/
第3章 はじめの一歩を踏み出す前に明るい「親家片」スケジューリングのコツ/
第4章 何が起きてもあわてない、騒がない「親家片」の「困った」 「参った」はこう解決/
第5章 家や荷物は片づいたのにいつまでも残る「親家片」ストレス/
第6章 大変だったけれどやってよかったと思える「親家片」を めざして〜「親家片」がくれたもの

     ********************





親の家を片付ける
ゆうゆう特別編集
主婦の友社




2015/3/28
2013/6/30 発行
今、日本中に広がっている「親の家の片づけ」問題。その知られざる実態、子世代の奮闘ぶりや心情、始める前に知っておきたい「心得」から、「疲れすぎず」「途中で挫折しない」ためのヒントを満載。
 ある日突然、膨大な老親の荷物や家の整理と処分 が、あなたの身に降りかかってきたら、どうしますか...

   *****************




持たない暮らし

下重暁子

中経の文庫




2014/11/28

2008/2/6 発行
早稲田大学教育学部国際国文学科卒業後、NHKに入局。女性トップアナウンサーとして活躍後、フリーとなり、民放キャスターを経た後、文筆活動に入る。 ジャンルはエッセイ、評論、ノンフィクション、小説と多岐にわたる。財団法人JKA(旧日本自転車振興会)会長等を歴任。現在、日本ペンクラブ副会長、日 本旅行作家協会会長

   ********************

 「ちょっといいもの」は買わない、高価なものも日常で使い、生かす、「そろえる」という考え方をやめてみる。シンプルに生きる喜び、本当の贅沢のすすめ。

    *******************

 ネットでレビューを見たが、批判的なものが多かった。私もそう思う。
 30万円もする洋服を買ったり、軽井沢に「小さな」別荘を持つ筆者が、有り余る物を持つのに飽きてしまったので、持たない暮らしを提案する、という内容である。
 
 随所に意見の矛盾が見られ(たとえば、ユニクロをシンプルなデザインで飽きが来ないと褒めた次の章では、大量生産のお手軽文化と批判する)軽井沢の別荘を建て増しし、骨董を買い集め、30万円のブランドのコートを衝動買いする著者の生活は、全く「持たない暮らし」とはかけ離れている。

 ためになると思える部分は、既にこれまでに他の本で読んでいたり、自分でも考えていたり、実践したりしていたので驚く事はなかった。



私の快適、気ままな老いじたく

吉沢 久子

三笠書房





2014/9/2

2011/5/10 発行
「老い」は、未知の土地へ行く旅の道すがら。
旅じたくのバッグに旅の楽しみを入れていくように、
「老い」も楽しまなければ、つまらない。
すべてを終える日まで、
無理なく、素直に、元気に、自分らしく生きる・・・・・・・・

          ****

 気持ちよく、幸せに、老後を過ごすコツ満載!
  * 記憶力を訓練する
  * 自分で”元気さ”を演出
  * 苦労の先取りをしない
  * 日の扱いには十分注意
ご機嫌な生き方への必読書

    *******************

 何事も心がけ次第、見習いましょ

 他に 「素敵な老いじたく




コンパクト台所術
金子由紀子
ソフトバンククリエイティブ(株)



2013/11/3
2011/10/5 発行
 著者の理想の台所は、
「シンプルな料理を、みんなが使いやすい、シンプルな台所で作る」だそうである.
全く、同感.
モノを増やすことで、管理の手間を増やさない.
料理のレベルを低く、しかし安定して保つことで、自分の負担を増やさない.

 狭い台所の方が、片付け、掃除しなくてはならない空間も少ないことを意味する。

 なるほどと思った、反面教師となったある裕福なお宅の話.
「見えるところにはうんとお金をかけるけど、毎日の暮らしはどうでもいい」つまり玄関や客間は広くて豪華、家具調度も高そうなものを置いていて、額に入った絵や重厚な美術書が飾られーーー
 実際に暮らしているのは、狭く、食器棚にはぎっしりと食器が詰められているがあまり使われてなく、実際に使っているのは、ポイントを集めて貰ったらしき○○ビールとか○○サイダーとプリントされたものだったとか。
 
 ふだんの暮らしこそ、居心地良く楽しくしたい、毎日使う食器を気に入ったものにする方が良い、とのこと、全くそうだと思う。
 




少ないモノでゆたかに暮らす

大原照子

大和書房





2013/10/28

1999/9/30 発行

家庭料理研究家。長年の英国滞在をもとに、シンプルで暮らしやすい生活スタイルを提案する。そのかたわら、陶器、ガラス、シルバーなどを扱う英国アンティークのお店「英国骨董おおはら」を経営

           *     *      *
 
 鍋は4つ、フライパンは2つ、調味料は5種類、カップは6客…。モノを少なくすると、生き方もシンプルになる。棚やクローゼットから溢れるモノを減らし、 家事のしやすい、愉しい家にしたい。服はスーツケース2個に収まる量に、器も食器棚に入るものだけに厳選。自分サイズでゆたかに暮らす、簡単生活を提言す るベストセラー

      *
 プロローグ 四十三歳からのシンプルライフ/第1章 モノを少なくすると、生き方もシンプルになる/第2章 私のキッチン大革命/第3章 大原流シンプル キッチン術/第4章 スッキリ、ゆったり住まい術/第5章 スーツケース二個のおしゃれ術/第6章 シンプルライフを実践するためのいくつかの方法/エピ ローグ 人生の大荷物を整理して/巻末付録 簡単シンプル家庭料理

      ***********

 常人でない、おどろきの行動力だ。
 かなりセレブな人なので、食器を処分すると言っても、貰いたい人がたくさんいて、捨てるわけではないので、凡人が処分するのとは次元が違う。そのままで、参考にできるわけではない。
 それにしても、少ないもので暮らそうとする始まりの人だったのだろう。

 面白かったこと
 ガス代や流しは壁につけ、配管は外に出してメンテナンスができるようにすること(アイランドはよくない)
 余分な下ごしらえやていねいなダシとりはしない
 無駄な空間をたくさん作る
 




40歳からのシンプルな暮らし

金子由紀子

祥伝社





2013/8/29

2011/5/1 発行

1章  40歳からは、シンプルで自由な生き方をしよう
 自分の中身を「棚卸し」しよう
2章  「身軽」になれた40代は、こんなに楽しい
 本当は好きではないけれどイヤイヤ使っているもの
 壊れているのに面倒で捨てられず、場所ふさぎになっているモノ・・・・・・あるある・・・・・こういうもの
3章  家をすっきり、居心地のよい場所にするために
 子供のモノは「編集」する→
 今まで集めた思い出の品の中から、「これは」と思う優秀作品や、
 子供の幼いころを象徴するほんの数点を 選抜に選抜を重ねて残す・・・・・・・これが私には一番難しい。 4章  モノを削ぎ落としてラクになる
5章  40歳からは「気に入ったモノ」とだけ付き合う
 難易度が高い、想い出のモノ
6章  人間関係を整理してラクになる
7章  40歳からは「時間」が何よりも大切に

         *************************

章のタイトルを見れば、当たり前、なことばかり。
わかっていてもできないから何度もよく似た本を読むんだなあ。
40歳からモノを削ぎ落としていたら、今頃は「すっきりシンプル」できていたのに、と悔やまれる。

 読み終えてまずしたのは
 息子のために録画してあったビデオテープ。息子の承認を得て処分することにした。
 ルパン3世    ジブリの作品たち  うる星やつら   BSマンガ夜話  NBA    などだ。

 他には昔から持っていた文庫本を廃品回収に出す。 文字が小さくて読む気が起こらなくなってきたのでもう読み返さないだろう。

 とりあえずはこんなものたちを処分する。 少しずつでも減らしていくのだ。




幸せ 簡単 片づけ術

ごんおばちゃま

イースト・プレス




2013/5/6

2011/12/30 発行

http://blog.goo.ne.jp/ikikcoco
抜き書きしてみよう

1日30分だけ
私の片づけは簡単明瞭です。それはいらないものを抜いていくだけなのです。
整理整頓はしなくてもいいんです。

抜いたモノを見れば「いるもの」と「いらないもの」がわかってきて、不要なものを買わなくなります。
「必要がないから買わない」ということが判断できるようになります。

まず抜くだけ、紛失したものを見つけてもまだそのままで。
後日、整理整頓をまともて行う日があります。

服は、今の体形に合ったサイズだけを置くようにしましょう。
いつも着たい洋服だけを持つと、ストレスなしになります。
本当に気に入ったものだけを残すと楽なんです。

収納の極意は、取り出しやすく

生前整理をしよう

「もったいない」の間違い、もったいないと思うことと、モノを大切にすることは別のことです。

本当に必要なモノだけを大切に使っていく
モノがないのに幸せですモノがないことで、ゆとりがうまれる。
必要なモノだけがある、清々しい家へ



1日1か所 古舘式!
片付け&掃除ハンドブック
古舘 純子
宝島社




2013/5/5 
2012/3/28 発行
全部屋 Before After 写真入り

当たり前のことが書いてあったので、飛ばし読み.

幸せ住空間8か条
  1 理想の暮らしをイメージしよう
  2 本当に必要なモノを見極めよう
  3 収納スペースに入らないモノは持たないようにしよう
  4 しまう場所は使う場所で決めよう
  5 よく使うモノからしまおう
  6 使ったら元にもどそう
  7 掃除は毎日しよう
  8 幸せ住空間は家族みんなで築こう
片付けられない人の3大特徴
  1 片付けといえば、まっ先にキッチン、押し入れなどに取りかかり挫折する
  2 掃除機をかけたら、掃除をした気になってしまう
  3 収納グッズを買って片付いた気になってしまう。その結果、収納グッズが家のスペースを占領してしまっている

   当たり前と言えば当たり前



片づけが生んだ奇跡
近藤典子
小学館



2012/12/15
2007/4/22 発行
 テレビで見たことがあり、近藤さんのすることやいうことは想像できると思っていた。だから、今まで読まなかったのだが、読んでみたら、涙がぽろぽろ出てくるし、予想外に良かった。
 片付け屋さんの体験実例に過ぎないのに。


増やす男と、捨てない女の
片づけ術



中山真由美


小学館






2012/10/9

2012/5/13 発行
 まずは、様々なお片付けできない人たちの例。コンサルタントをお願いしないと片付かないのだから極端な人たちだと思う。モノで床が見えないほどのすさまじい人たち。

 すっかり処分すれば気持ちよくなると思って捨ててしまったら、家が空っぽになり、心も空っぽになって寂しくて、また物を買いこんでしまった人。
 家族のコミュニケーションが無く、相手が悪い、と思って片付けたくなくなった人。
 夫の物ばかりで自分は我慢しているのでやる気が起こらない人。


 著者の過去の失敗もある。自分が主導権を握り、家も家具も自分の思うままにしたので、夫の物が無く、夫の居場所もなく、それで離婚してしまった、とか、1年生が終わったからと教科書をすべて処分したら、2年間使う図画の教科書まで処分して買いなおしたとか、やり過ぎはいけないなあ。

 亭主関白が、妻を追い詰めていく
 オンナ天下は、男を家に寄りつかせない
 デキる男は、女に個室を用意する

 片付く8ステップ
 1−部屋の「名前」と「使い道」をはっきり決める
 2−片づけする部屋を「しぼり込む」
 3−モノが爆発したきっかけと原因を重い出す
 4−いちばん大切なモノとムダを「格つけ」する
 5−部屋にあるモノを「ぜんぶ並べる」
 6−使う、使わない、保留、想い出に仕分ける
 7−仕分けしたモノを「収納」する
 8−キレイが続く「片付け憲法」をつくろう

☆ 「いつか使う」モノは持たない、持ち込まない、隠さない。
☆ 使ったモノは「現状」に戻せ
○ 「子どもと一緒に、子供のモノも卒業しないといけなかったんですね」・・・・これが一番私にぴんときた言葉だった。たくさんある子供の物を何とかしないと・・・・?

 上記のことは、大体できていると思うんだな、だけどもっと今あるものを捨てるための何かが欲しいと思って読んでみた。


捨てるが1番!

芳垣 真之

三水社




2011/11/23

2004/1/15 発行
よしがき まさゆき   1961年神奈川県生まれ   國學院大學経済学部卒業。
現在、都内ヤマハ系特約店にて、住まいのリフォームの受注業務に携わる
http//www.yk.fim.or.jp/~yosigaki

   **********************

雑誌、カタログ―――捨てるに限る
洋服ーーーーーーーー流行ものは2年で処分、定番ものは永く着る
手紙ーーーーーーーー古いものほど捨てなくてよい
コレクションーーーーー美しく収めてこそ(眺める)意味がある

取り返しのつくものから捨ててみよう――――――ベストセラーは捨てても大丈夫、古書店に行けばいつでも買える、量産品だから。

生活品の買い置きーー切らしてから買に行くのがちょうどいい
雑貨ーーーーーーーー捨てることを前提に存在するもの

引き出物ーーーーーー譲るも捨てるも新しいうちに
子どもの持ち物ーーー片付ける能力こそ残してあげたい
 子供に対して熱心なあまり、幼少の頃からの色々な物をきちんと保存しておこうとするお母さんーーーー私、これに当てはまるーーーーう〜〜ん、どうしよう!

資料ーーーーーーーー資料、すなわち“死料”

元箱、パッケージーー2倍のスペースを取るほどの価値はない

所有の時代から拝借する時代――――本、CD、ビデオ、家具も?

目次から抜粋してみた。耳の痛いことばかり。
分かっているのに、なかなか実行できない。


定年前リフォーム



溝口千恵子 三宅玲子




文春新書





2011/7/4



平成17年1/20 発行

主な活動の場所を会社から我が家に移すことになるその時、家の中に自分の居場所があると、確かな自信を持って言い切れるだろうか。来たるべきその日のために、何をどう準備したらいいのか、戸惑いと不安を抱いているのではないだろうか。(中略×家」は関わり方次第で、寝るだけの場所にもなれば、自分のやりたいことを実現する最高の「居場所」にもなる。「家」で「誰」と「どう」暮らすかを考えることは、自分の新しい人生を計画することでもあるのだ。「プロローグ」より
           ****************
 五十代サラリーマンにとって、ほとんど寝に帰るだけの場所となってしまった一家」というハコ。定年によって社会での第一線の役目を終え、ようやく家で過ごすようになった時、すでに「家」の実質上の主は人ではなく妻に入れ替わっていることに、改めて夫は愕然とする。そんな悲劇をたどらずに済むようこのハコの使い方を工夫してみようというのが、本書の狙いである。(エピローグより)

              **************************

キーワードは4つのF
1  FAMILY   「家族」との関係を見直すーーー妻の城である家に居場所を作る 他
2  FUTURE  「将来」を考えるーーー個室を趣味室に・ハウスシェアという暮らし方 他
3  FOUNDATION  安心できる「土台」をつくるーーー「老い」を恐れない家に・地域とつながる機能を持たせる 他
4  FAILURE  親世代の「失敗」を活かすーーー段差、手すり、介護保険の落とし穴、バリアフリーにしたつもり、施主も賢く
 そうして、「住み替える」という選択もあると教えてくれる。
 「上がり」の先もあるーーーアパートや社宅・官舎――賃貸マンションーー一戸建て・マンション購入ーーと、ライフステージの変化とともに住む形態が変わっていくのを「住宅双六」と呼ぶそうである。その上がりの一軒家でゲームを終えずさらに先がある。
 都心に近いマンションに移り住む、有料老人ホームに入る、田舎暮らしを始める、リタイアメント村に入る、夫婦で海外に移住する、等々第2の人生をどこでどう暮らすか、選択肢が多様化しているらしい。

 50代の男性もしくはリタイアしたばかりの60代の男性向けに書かれた本である。
男性だけでなく、これからの住まい方を考えるのに大変参考になった。特に、体が不自由になるかもしれないことまで考えておく必要があるとは、正直まだ思っていなかったので認識を新たにした。
 著者は、バリアフリー住宅の設計・リフォームを専門にしているだけあって、具体的でわかりよい。


老前整理

坂岡 洋子

徳間書店




2011/5/14

2011/1/31 発行
この本は、モノをどの収納するかというテクニックや片付けのノウハウを教えるのが主な目的ではない、とはじめに書かれている。
 では、何をするのが目的かというと、これからどういう自分になりたいのか、どういう生き方をしたいのかを考え、何が必要かを自分で決め、不要なものをそぎ落とし、新しい生き方、暮らし方をする、そのための道筋をつけるのを手助けしてくれる本だという.

 年齢を重ねるごとに溜まった荷物を整理する体力は衰え、モノを片付けることが難しくなる。体力がついていかない。だからこそ、将来に備えて元気に動けて気力、体力とも充実しているうち、すなわち老いる前にきちんと整理することが大切だ、と。

 これからやろうとする事柄に必要なものを重点的に所持し、もう必要でなくなったものは、よほどの思い出の記念のもの以外は処分を考える.
 例えば片付けの基準、@いま、役立っているものは捨てないA思い入れのあるモノは捨てないB役にも立っておらず、思い入れのないモノは捨てるC( )年以上着ていない洋服は捨てるD( )年以上使っていない日用品は捨てるD使えるモノは使う

 当たり前のことだけど、実行できていないなあと反省する。押し入れの中に使えるかもしれないものも保存していたりする、大事にし過ぎないでどんどん使うべきだ。

 本を読んでいたら、処分されるべきものが頭に浮かんできた。今のうちに実行に移さなければならない。『断捨離』が流行っているが、どちらも自分の生き方を考え直し、必要なものだけに囲まれてすっきり豊かに暮らそうということだ。


ようこそ
断捨離へ



モノ・コト・ヒト、
そして心の片付け術


やましたひでこ


宝島社





2011/8/27

2010/6/25 発行
 やましたひでこクラター・コンサルタント
 東京都出身。石川県在住。大学在学中に入門したヨガ道場で、心の執着を手放す行法哲学「断行・捨行・離行(だんぎょう。しゃぎょう。りぎょう)」に出合う。その後、この考え方を応用し、だれもが実践できる片づけ術「断捨離」を考案、2000年頃からクラター(ガラクタ)・コンサルタントとして「断捨離セミナー」を全国各地で開催してきた。セミナー参加者は年々増えてきている。
 著書に『新・片づけ術 断捨離』(マガジンハウス)、監修に『断捨離のすすめ』(同文館出版、
川畑のぶこ書)がある。
  ☆ブログ「これって片づけですか?いいえ断捨離ですよ♪」だんしゃり的日々ごきげん日記、
いえゴタク?ときどき雄叫び♪
    http1//blog goo ne ip/danshari

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2007年から2009年までWeb上に綴ったブログをまとめたもの、ということなので、ブログでは読んでいたし、新鮮味はないかなあ、と思っていたのだが、充分読みごたえがあった。

 あとがきから拝借

 断捨離は、時間の軸を今に戻し、重要軸を自分に据えていく。
 それは、今のわたしにふさわしいというモノ選び。
 そして、モノから始める、コト、ヒト、全て、自分との関係の問い直し。
 断捨離は、片づけであって、片づけにとどまらない。
 自分をもてなすための、自分で取り組む、自分自身の居場所づくり。
 断捨離は、心地よさの取戻し。
 自分にとっての要・不要を見極め、快・不快を感じぬいていく。
 断捨離とは、入れかえ。
 澱みを流れに変えていく、そのための手段。
 こんなプロセスが、暮らしと気持ち、そして人生に、変化をもたらす。
 驚くほどの多くの気づきと変化を。


 元々、私はあまり買い込む方ではない。新しいモノを買わない代わりに、古いものを捨てにくいという執着が邪魔をしているらしい。人にはいろいろなタイプがあるようだ。

 そんなことも、わかりやすくたっぷり例をあげながら書かれていた。
単なるお片付けではないからこれほど影響力があるのだろう。


素敵な老いじたく
姑の残してくれたもの

吉沢 久子
集英社文庫






2010/11/21
2004/1/25 発行
 姑(はは)・光子は、明治の外交官夫人として海外に暮らしていた。だが、通訳の男性と恋に落ち、夫と子供を捨てるという想い切った行動に出る。
 再婚し睦まじく過ごしながら、子供達との関係を築き直した光子。
 そんな姑に学んだ見事な老いじたくとは?生活上の自立、人間関係の貯蓄をすること、賢いお金の使い方・・・・・etc。
 好奇心旺盛でお洒落な先輩が実践で教えてくれた、生き方と老いの時間の愉しみ方。(裏表紙より)

    ******************


始末な暮らし
阿部 絢子
幻冬舎




2011/7/19
2007/9/25 発行
1945年、新潟県生まれ。
薬剤師として洗剤メー力一に勤務の後、消費生活アドバイザーとして、(株)松屋の消費者相談員に。
また1997年からは、日本大学で非常勤講師として教鞭をとる。
『こんなに得する!折込チラシ大研究』(リヨン社)、『たべもの薬箱』(文化出版局)、
『掃除の達人になる』『モノを整理してスッキリ暮らす』(大和書房)、『家事名人の生活整理術』
『ひとり暮らし名人のしあわせ術』(講談社)など著書多数。
2000年より、毎日新聞・タ刊「毎日の知恵」欄を担当。家事一般に役立つ情報を発信し続けている。

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頭のいい
整理・整頓術、教えます


阿部 絢子
リヨン社




2010/7/10
2003/3/14 発行

1 正しい整理・整頓の実践が「快適暮らし」のカギ(ライフスタイルを見極めれば「快適暮らし」が見えてくる!;快適暮らしを遠ざける「整理できない」は解決できる)
2 だれでもできるようになる整理・整頓の極意(「もう失敗しない!」ための性格診断&アドバイス;整理・整頓がスムーズになる「7つのテキパキステップ」)
3 実践テクニック虎の巻1アイテム別「整理」術(種類や性質に合わせて出し入れしやすく整理する)
4 実践テクニック虎の巻2アイテム別「整頓」術(スッキリ収める整頓でめざすは不要品ゼロ!)
5 整理・整頓に悩まないためのスマート購入術(「4つのR」で実践できるモノとの上手なおつき合い;地球の環境にまで配慮したモノの購入・始末のために)

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まだスッキリしない部分を何とかする方法はないかと読んでみたが、ある程度は今までに実践してきたことばかりだった。
 一番難しいのは、思い出のあるもの・・・・さてこれからどうしようか。


快適シンプルライフ
阿部 絢子
旬報社




2010/7/9
2010/6/1 発行
60歳からのスローライフ

衣・食・住ヲスッキリ
ゆとりを楽しむ暮らし

第1章  60歳からの気持ちいい暮らしとは
第2章  シンプルに暮らすための整理整頓
第3章  家事はもっとシンプルに
第4章  キッチンから始まる健康管理
第5章  老いの暮らしを楽しむ

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